1980年代に青春を過ごした方なら、誰でも一度は聴いたことのあるシンセサイザーの名器に、ヤマハ"DX7"があります。このシンセサイザーはFM音源方式と呼ばれる音色を作るしくみで、とても個性のある音色を奏でることができました。
1980年代は、このシンセサイザーを使わないアーティストを探すのが難しいほどでした。発売から20年以上たった今も、プロの間では"DXエレピ"などその個性的な音色が愛され、使われ続け、最近はクラブミュージックの世界でも、再び注目されているようです。
MAシリーズに最初に採用された音源方式は、その"DX7"と同じFM音源方式でした。
DXelepi
MA-7のFM音源のみで"DXエレピ"な演奏を作ってみました。
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MP3,MA-7 |
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DXelepi.mp3.zip |
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FM音源の得意な音色は、輪郭のはっきりした、いわゆる"立つ"音。雑踏やバッグの中でも、ちゃんと着信したことを知らせてくれる、携帯電話の着信音にはうってつけの音色でした。
Kanamono
FM音源方式を採用したMAシリーズは、金属的な楽器音色が得意です。
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MP3,MA-7 |
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Kanamono.mp3.zip |
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Blackphone
MAシリーズ登場時、そのリアルさに誰もが驚いた黒電話の音色です。
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MP3,MA-7 |
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Blackphone.mp3.zip |
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FM音源方式は、多くのプロアーティストが愛したほど、豊かな音色を作ることができました。そしてMAシリーズは、その音色合成の無限の可能性をそのまま搭載した、シンセサイザーそのものだったんです。
だからMAシリーズを搭載した携帯電話のための着信メロディのデータは、演奏情報だけでなく、音色合成のデータも一緒になっています。曲にあわせて、音色を作ることが可能なんですね。
でも、FM音源も万能ではありません。苦手な音もありました。そこでMA-3以降、加えて搭載されたのがWaveTable音源とPCM/ADPCMストリーム再生機能でした。
WaveTable音源は、たとえば生の楽器の音をサンプリングし、音階をつけることのできる音源方式。PCM/ADPCMストリーム再生機能は、音程はつけられないけれど、たとえばドラムのループや効果音など、デジタル録音したデータを再生できる機能です。
BowTunes
犬の鳴き声のサンプルを音程をつけて再生しています。
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MP3,MA-7 |
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BowTunes.mp3.zip |
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StormPCM
PCM/ADPCMストリーム機能を使って、ドラムループ、風、雷を再生。
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MP3,MA-7 |
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StormPCM.mp3.zip |
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FM音源、そしてこの2つの機能が追加されたことで表現力は格段に向上し、着信メロディなどのコンテンツは、クリエータの個性、オリジナリティさえ反映するようになりました。
こちらのページにたくさんデモがありますので、チェックしてみてください。
WaveTable音源では、最初から音源チップの中に用意されているサンプリングデータを使った音色を使う場合と、コンテンツ制作者が自分でサンプリングしたデータで音色を作る場合があります。
しかし、自分でサンプリングしたもので音色を作る場合、限られたメモリー容量の中でリアルな音色を思い通りに作ることは大変難しいことでした。
たとえば、ピアノやストリングスをリアルな音色をするためには、いくつかの音域で音をサンプリング(マルチバンドサンプリング)しなければならず、あっといういう間にメモリーを使い果たしてしまいます。
MA-3、MA-5の時代では詰め込めなかった、あの音色もこの音色も MA-7ではリアルに実現しました。
これまで、プロのコンテンツクリエータさえ苦労していたこれらの音色が、最初から用意されたことで、間違いなく、これからの携帯電話の音は変わるでしょう。
GreigPf_MA-5vsMA-7
グリークのピアノコンチェルト冒頭部分です。MA-5、MA-7、それぞれのピアノ音色で続けて再生。
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MP3,MA-7 |
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GreigPf_MA-5vsMA-7 .mp3.zip |
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FourSeasonSt_MA-5vsMA-7
ビバルディの"四季"から有名な"春"を、MA-5、MA-7の、それぞれのストリングス音色で続けて再生
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MP3,MA-7 |
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FourSeasonSt_MA-5vsMA-7 .mp3.zip |
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Percussionism_MA-5vsMA-7
パーカッションのリズムアンサンブル。MA-5、MA-7、それぞれのパーカッションの音を比べてみてください。
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MP3,MA-7 |
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Percussionism_MA-5vsMA-7 .mp3.zip |
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※注:このサンプルはあくまでデフォルト音色での比較です。MA-3,MA-5でもクリエータが努力することで、MA-7に近いリアルさを生み出すことができます。