au、EMOBILE、SoftBank、そしてDoCoMoの携帯電話には、ヤマハが作っている音源チップが内蔵されています。
ヤマハの音源チップは、とても小さな半導体で、シンセサイザによく似た機能を持っています。シンセサイザは楽器の一種ですから、音楽を奏でるためには、演奏をするプレーヤが必要です。
でも、携帯電話の中に小さな妖精のようなプレーヤがいるわけではありません。どういう音色で、どの高さの音を、どれだけの強さで、どれだけの長さ演奏するのか。そういう演奏情報をシンセサイザに与えてやれば、シンセサイザは音を鳴らします。
同じように、一曲の演奏情報を音源チップに与えることで、携帯電話は楽しくて素敵な、着信メロディやアラームなどを再生してくれるのです。でも、その演奏情報をどんなふうにまとめるのか、を決めておかなければいけません。SMAF(Synthetic music Mobile Application Format)は、携帯電話用マルチメディアコンテンツを定義するためにヤマハが設計したデータ形式です。
SMAFのすごいところは、『音』だけではないこと。SCASというツールを使えば、BGM付きで、簡単なスライドショーやアニメーションを作ることができます。この機能を使えば、携帯電話でカラオケをしたり、あなたの大切な人の写真と、美しいメロディを組み合わせたスライドショーを、着信に使ったりできるんです。
SMAFは携帯電話で再生されるために作られたデータ形式ですが、"MidRadioプレーヤ"というソフトウエアをインストールすれば、パソコン上でも再生することができます。